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カテゴリ:台湾とワタシ  

  • タイペイ ノ タビ 3日目
    [ 2007-03-04 23:59 ]
  • タイペイ ノ タビ 2日目
    [ 2007-03-03 23:59 ]
  • タイペイ ノ タビ 1日目
    [ 2007-03-02 23:59 ]

タイペイ ノ タビ 3日目  

2007年 03月 04日

 台北市孔子廟→光點台北→晴光市場周辺

pick up@台北市孔子廟
 台北到着日に、空港から台北市内に向かうリムジンバスが、北京大学での校舎にそっくりな様式美の建物の前を通ったのですが、よもやそれが孔子廟だったとは、行って知りました。
 二二八紀念館で日本語音声ガイドを借りて回ったのですが、音声ガイドがあると、日本語と中国語が頭の中でうまく切り替えできなくて(1)、展示文章がうまく読み込めなかったので、ここでは借りないつもりでした。
 しかし、1人でなにやらメモを取っているワタシを見た服務員が、熱心に勧めて下さったので、断りきれなくて借りたところ、これがヒット、どころかホームラン!
 文字化されていない台北市孔子廟の秘密が、随所に織り込まれておりました。
 台北市孔子廟に行かれる方、是非音声ガイドを借りることをお勧めします。
 このとき、ワタシは手持ちに押し金分の所持がなくてパスポートを預けたのですが、目の前で机に鍵をかって保管してくれたので、安心してもいいかと思います。(2)

 音声ガイドとともに、こういう孔子廟の案内図を貸してくれます。


 その中で、台北市孔子廟で貰える無料パンフレットや所々にある展示説明にも書かれていない、音声ガイドでのみ知ることのできた場所を、いくつかを紹介します。

案内図【10】孔子問礼老子

 (孔子、老子に礼を問う)・・・孔子が老子に教えを請い、その答えに甚く感動した故事の図です。

案内図【12】鴟吻(しふん)・・・この孔子廟では全部で14匹。火災を抑える意図があります。見難いですが、上記地図写真の右端にあるものです。

案内図【15】儀門の梁・・・ここには2つの桃がありますが、2つとも全く違う桃だそうです。西側はふっくらとした桃、東側は鳥がついばんだような跡がある桃。どうやら、2人の職人が現実の桃を競い合って作ったため、このような違いが出たそうです。しかし、ワタシの目ではその違いがはっきりと確認できませんでした。

案内図【23】彩衣娯親

 (さいいごしん)・・・孔子が親孝行をするの図

案内図【24】聘孔明

 (へいこうめい)・・・三国志より出典の図。詳細は失念・・・。


 孔子廟は、もともと学ぶための公堂を併設するのが習わしだそうです。

 台北市孔子廟には明倫堂(めいりんどう)という今でも様々な勉強会が催される建物が、西側に建てられています。
 案内図【26】です。

 ワタシは台北市孔子廟が初めての孔子廟で、日本の長崎や中国大陸にこういった公堂があるのかは分かりません。
 しかし大陸では、孔子を打倒の標的として退けられていた時期がありました(3)が、ここでは1879年にこのように学問の神様として丁寧に祭られ(4)、台湾人親子がお参りしている姿をみました。
 学生の頃、何度も孔子に関わる課題をこなし、中国はどういう形であれ、孔子を避けて通ることのできない国だと思ってきました。
 これをきっかけに、孔子の『論語』を再び読み直したいと思いました。

 1つ合点がいかないのが、台北市孔子廟に朱熹が祀られていることです。
 孔子の弟子ということで。弟子になるのかしら・・・?
 朱熹について、もう一度学び直さなければ・・・

(1)それ以前に中国語がそれほどできるわけではないのですが、日本語に浸っていると、よっこらっしょと中国語の頭を持ち上げるのに、すごく時間がかかるのです。なぜか・・・

(2)ホントはめちゃくちゃ不安でしたが(笑)

(3)現在は見直され、孔子の教えの意義を再確認されています。

(4)台北市孔子廟は、1879年に台北府文廟としてスタートしました。その後日清戦争によって破壊され、日治時代には日本人学校を建てるために取り壊され、1939年に現在の孔子廟が再建されました。ちなみに現在の明倫堂は、1956年の再建です。

おまけ@台北市孔子廟のトイレ
 台北市孔子廟は無料で参観できます。
 本殿である大成殿を中心に、西側には明倫堂がありますが、東側はちょっとした憩いの場になっていました。
 憩いの場という表現はおかしいかな。
 武廟にあたる場所なわけですから。


 踊りとか、バトミントンとか。
 これはよく見る光景でもあるので、大して驚きもないのですが、


 請勿洗毛筆・・・筆を洗わないで下さい。
 これは孔子廟らしい張り紙では?

by mingming8 | 2007-03-04 23:59 | 台湾とワタシ

タイペイ ノ タビ 2日目  

2007年 03月 03日

新北投(北投温泉親水公園・地熱谷・北投温泉博物館など)
→淡水(対岸の八里へ・紅毛城・夕日など)
→台北市内

 本日2日目も快晴☆
 台北滞在中は快晴に恵まれました。
 帰国日、スーツケースを持ってリムジンバスを待っているときに、小雨がちらついたという、絶好の旅日和でした。
 1日目のタビブログは、歴史を中心に振り返りつつ書いてみたので、2日目は、オノボリブログでいきます。


pick up@北投・新北投 映画『向左走向右走』
 ワタシが原作と映画『向左走向右走』にまいっていることは、以前より何度も書いてきました。
 映画は現実とは違う夢の場所だけど、いつか台北に行く機会を持ったならば、撮影された場所へ行きたいと思っていました。

 主人公の2人がすれ違うプラットホーム。
 MRT北投駅の4番ホームです。新北投に行くためには、このホームで乗り換えです。


 主人公の2人が再会する噴水のある公園。
 このシーンには、原作者の幾米(ジミー)一家も出演していました。
 ワタシは主人公の2人と同じように、朝買ったパンを食べて(笑)
 奥に見える茶色の建物は、台北市立図書館北投分館です。
 公園内にあるこの図書館は、立地的に最高の環境です。
 木々に囲まれた穏やかな環境で、テラスで本を読み始めたら、多分寝てしまいそう(笑)
 そして、ワタシ的にめちゃめちゃイケテル椅子もあります。


 ワタシは漢字にとても固い印象を持っているので、こういう柔らかいアートに変化したものは、とても脳が溶けます。素敵☆

おまけ@新北投
 地熱谷は、新北投温泉の源泉の場所です。
 そのため温泉の温度は大変高く、このような注意書きの看板が立っていました。

 5コマで1セット1看板。
    
 笑ったのはワタシだけ?
 「脱」と「送」にツボはまりまくりです(笑)


pick up@八里
 八里は、淡水の対岸にある島です。
 MRT淡水駅より5~10分ぐらいブラブラと歩いたところに、淡水と八里を結ぶいくつかの連絡船乗り場があり、それを利用して渡ります。
 八里左岸に行き、自転車をレンタしてサイクリング。
 ワタシは台北県公共自転車でレンタしました。
 八里左岸より徒歩5分ぐらいのところにあります。(1)
 サイクリングは、天気もよかったし、本当に気持ちよかった!

 ←コレが八里左岸からのサイクリングのコース。
 一番右端が八里左岸。
 一番左端が十三行博物館。
 この間約4k/m強。



 挖仔尾自然保留区は、小さな沢蟹と植物、河以外特に何も無い場所なのに、本当に清々しい素敵な場所です。
  自分の根っこにあるのに忘れている農耕民族の部分が、こういうのを「癒し」と思わせるに違いないと思います。
 「ここは挖仔尾自然保留区です」という案内とともに描かれているのは、短趾和尚蟹という沢蟹と水筆仔という植物です。
 短趾和尚蟹・・・Mictyris brevidactylus ミナミコメツキガニ
 水筆仔・・・kandelia candel マングローブのメヒルギという種類

 八里で本当に行きたかった場所は、十三行博物館。
 ここは八里左岸から4k/m強の場所にあり、何らかの交通手段を使わないときついです。
 レンタした自転車は鍵がついておらず(2)、次回は日本より鍵を持参して、次回是非見学に行きたい所です。
 バスもありますが、やはりここはサイクリングが最高ですから。

(1)レンタサイクルはフェリー乗降所周辺にたくさんあります。
 ワタシはパスポートを持ち歩かないし、例え持ち歩いていても預けるのには大変抵抗があるので、押し金(保証金。返却後戻ってきます。)1000元を払いました。こういう場合、日本の運転免許証か学生証でも貸してくれるようです。コピーは不可。

(2)他のレンタサイクルには、鍵のついた自転車もあります。たまたま台北県公共自転車のには無かった。

おまけ@淡水

 淡水は夕日が大変きれいなところだと聞いていました。
 夕日はどこでも雲さえなければきれいだと思っていたけれど、否、夕日の美しさを引き立てるその風景無くして、夕日がきれいとは言えないのだなぁと思いました。
 今日は残念ながら地平線近くは雲がありましたが、夕日は写真では表現できないほどに燃えるように赤く、それを邪魔するものはなにもない、大変素敵な風景でした。
 ホント、これを1人で観たのはモッタイナカッタ・・・

by mingming8 | 2007-03-03 23:59 | 台湾とワタシ

タイペイ ノ タビ 1日目  

2007年 03月 02日

  中正紀念堂→二二八紀念館→昆劇@国家戯劇院

Pick up@中正紀念堂


 ワタシの台北の旅は、中正紀念堂から始まった。
 台湾は今、国民党の観念から「台湾」として生きる道を模索しているので、いつかここも無くなるか、名称も変更されるのではないかと思っていたので、行けるときに行くべきだと思ったから。
 実際、「中正(1)国際空港」は「桃園国際空港」に名称が変更されているし、二二八和平公園の横の道・総統府正面の凱達格蘭(けたがらん)(2)大道は、1996年3月まで「介寿路」(3)という名称だった。
 この日の夜のニュースでも、「中正紀念堂」を「台湾民主紀念館」に名称変更しようではないか、というニュース(4)もあった。
 今の台湾と中正紀念堂に大変違和感があったので、こういうニュースは、「やっぱり」というところがあって、他国のことながら妙に安心というか、納まるべきところに納まるような、そういうちょっとしたスッキリ感があった。

 運よく、1時間に1回の衛兵交代式を見ることができた。
 ワタシは思った、これを最初に始めた人たちは、やっぱり大陸と同じ民族だと。
 ただ、天安門の降旗式は実務的側面が強いが、衛兵交代式は、むしろ芸術の域に達していると思う。
 もしかしたら、この辺りが共産党と国民党の目に見える相違なのかもしれない。
 一つ一つの動作に意味があるのだろうが、あまりにも美しすぎて、ワタシは見とれてしまった。
 今はむしろ観光の意味が強いだろうから、中正紀念堂は無くなっても、衛兵交代式は何らかの形で残して欲しい。
 *衛兵交代式の写真は無いです。本当に見とれてしまったから。
 でも、写真は多くのブログに載っているので、検索して想像して下さい。

Pick up@二二八紀念館
 第2次世界大戦終了後、51年に及ぶ日本統治時代は終わり、台湾は中華民国(当時)に帰った。
 二二八紀念館は、1947年2月28日に起きた、国民党からの蔑視・差別、社会経済の混乱に対する民衆の怒りが爆発したもので、2万人以上(5)とも言われる無実の人々が、武力によって犠牲になったことを忘れないための場所。
 日治時代、二二八事件の概要、どういった人たちが犠牲になったか(6)、そしてこの事件を忘れないための活動などが展示してあった。
 ワタシは1時間もあれば見学できるところかと思っていたが、4~5時間はかかるのではないかと思う。
 閉館1時間強前に入り、気づいたら閉館時間をすぎており、かなりはしょって閉館30分すぎに退館した。(7)
 全然観たりない・・・絶対また行こうと思う。
 
 入館したとき、カウンターで服務員にかなり声高に抗議と思われる人がいた。
 その人が、被害者・加害者・第3者のどういった形の人であれ、日治時代・二二八事件が、この台湾には絶対欠かすことのできない大きな歴史になっていることは間違いない。
 ワタシにとっても・・・
 だが、この紀念館での日治時代は美化されているような気がする。
 もちろん、他国侵略と祖国(ある意味で)侵略では、後者のほうが希望を打ち砕くものである。
 しかし、日治時代にも蔑視・差別は当然あったし、それなのにそういうことを感じさせるものは全く無かった。
 もしかしたら、ワタシには理解できない台湾中国語の部分にあったのかもしれない。
 ただ、あの抗議と思われる人も、台湾の本省人(8)も外省人(9)も先住民も、ワタシも、願うものは、自我の芽を摘まれることなく平和に穏やかに生きたいと思う気持ちではないかと思う。
 だから、日治時代のことも、当時の台湾の人々の本当の気持ちを展示してくれたらと思う。
 それを真摯に受け止める姿勢は、今、台湾にも日本にもあると思うから。


(1)中正・・・蒋介石の本名。介石は字。

(2)凱達格蘭(けたがらん)・・・かつて台北盆地に住んでいた平埔(へいほ)族の一部族。凱達格蘭はその中国語表記。平埔族とは、漢字文化を受け入れた部族を指す。台北先住民であるが、漢民族との結婚などにより、1世紀以上も前に独自文化を失っている。

(3)介寿路・・・介寿とは、蒋介石の長寿を意味する。
 このように、台湾では蒋介石や孫文、政治にちなんだ名称が多く見られるが、こういった特定名称に対する変更の動きは、今後も増えそうだと感じている。

(4)それに伴う様々なネームプレートの変更には、膨大な金額を要することもあり、なかなか簡単にはいかないのが、現実のようだ。

(5)犠牲者の数は、未だはっきりしていない。

(6)犠牲になった人たちの多くは本省人であるが、外省人も犠牲になっている。
 本省人と外省人の違いについては、下記(8)(9)を参照。

(7)閉館時間をとっくに過ぎているのに、誰も呼びにこなかった。もしかしたら、永遠に見学できていたのかも?

(8)本省人・・・主に清朝時代に渡台した漢民族。本籍地は台湾省。

(9)外省人・・・第2次世界大戦後、国民党とともに渡台した漢民族。本籍地は中国大陸の各出身省。

参考文献:
 片倉佳史著『観光コースでない台湾 歩いて見る歴史と風土』2005年 高文研
 酒井亨著『台湾入門』2006年増補改訂版 日中出版

おまけ@台北燈節(台北ランタンフェスティバル)


 台北で行なわれるランタンフェスティバルも楽しみにしていた1つだったけど、結局この日以外行くことができなかった。
 この日は前夜祭で、モニュメントの試点灯があった。
 台北のシンボルである台北101(右の写真右側)・新幹線(右の写真下側)などを、今年の干支である「猪」(日本語でブタ)が、自転車(右の写真左側)で旅行するといったテーマで作られている。
 その他、各学校が「猪」をテーマにランタンを作成・展示していた。
 ワタシが秀逸だと思ったのは、孫悟空の猪八戒をメインに据えたブース。
 日ごろスポットの当たらない猪八戒も、これで救われよう・・・

by mingming8 | 2007-03-02 23:59 | 台湾とワタシ